石巻市渡野波黄金浜(わたのは・こがねはま)地区。
僕らは、やや、有名なところに来たようだ。
ここは、つまり、海岸にかなり近い被害の大きい地区。

中心となる、藤田さんという方(赤いTシャツ)。
なかなかトークが面白い。そして、人を引き付ける。
彼は、ここの住人。つまり、被災者である。後に書くが、
彼が話す内容は、真実であり、また、説得力がある。

道路に面した家は、津波に直撃だった。
道路沿いの家が、ほぼ流されて無かった。

作業の休憩場所は、この、冷凍倉庫の跡地。
今は日陰であるが、程なく日陰も無くなる。そして、炎天下。
作業は、困難を極める。

この日は、側溝の掘り出し。ヘドロが詰まって、生活用水が流れない。

一つ一つ、手作業。
でも、昼までには、道路一本終わっている。マンパワーとは、人の団結とは、
すばらしいものだ。人は、支えあってこそ、人である。

昼飯。会館の中での飯だが、カップめんを沸かすガスが無い。
ということで、流しを借りる。

藤田さんの演説会みたいに輪になった昼飯。笑い話の中に、真面目に
話す現実。
津波が来た日の話。
「この地区の奥さんたちは、警報が鳴ってもぜんぜん危険に思ってなかった。
そして、皆逃げ遅れた。」
「50センチの津波でも、人は足をすくわれ起き上がれない。」
「3日間、津波が引かず、孤立した。その時、通信手段も無く食べるものも無かった。」
「ウンコも、シッコも、3日間出なかった。自分だけじゃない、皆でなかった。」

炊き出しで配っていたホットドッグ。
これがまたウマイ!!

さぁ、午後もがんばるぞ!
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