Boy's Don't Cry

1993年、ネブラスカ州リンカーン。20歳になるブランドンは少年の格好をし、
町に出かける用意をしていた。従兄でゲイのロニーは“フォールズ・シティの
連中はオカマを殺す”と警告するが……。ブランドンはフォールズ・シティへ
と向い、地元のバーでラナと出会い恋に落ちる。しかし、ある事件がもとで
ブランドンの“秘密”が明るみになったとき悲劇が始まった……。

性同一性障害、一般に「心の性」という説明や、また「心は男性・女性」
との表現はよく使われるが、「心」という語は意味内容が極めて広く抽象的
であるため、他のさまざまな要素をも取り込んで混同を生じやすく、かえって
理解の妨げにもなり得る。
自由の国アメリカでも、その昔は、偏見差別があり、悲しい事件は多くあったと言える。
世の中には、「偏見」がつきものであるが、その壁を打ち砕くには、相当のエネルギー
が必要になる。
ヒラリー・スワンクは、この映画で、数々の賞をとったが、賞よりも世の中に訴えた
何かの方が価値があると思う。

人に理解を求めることは、本当に難しいことだ…
キャスト:☆☆☆★
ストーリー:☆☆☆☆★
知名度:☆☆☆☆
1999年 アメリカ
監督:キンバリー・ピアーズ
主演:ヒラリー・スワンク クロエ・セヴィーニ
テーマ : ある社会人のオタ日記
ジャンル : 日記